水面直下をフラフラと泳ぐ細身のベイトフィッシュをイメージして生み出されたミノー。
　ポインテッドアークと共通のボディーながらも、約45度の角度で小型のラウンドリップをセットすることで、レンジのみならずアクションに大きな違いを与えています。

　ジャークベイト的な性格が特徴のポインテッドアークと比較して、ロールを主体とした軽やかな泳ぎが持ち味と言えるネイキッドスペンサーは、Get'sのポインテッドアークSLB103のスリム版といったイメージです。
　タックルを選ばず様々なフィールドで使える手軽さと、ターゲットを選ばない汎用性の高さ、そして大物にも屈することの無いBRIGHT'N LURESらしい丈夫さが非常に魅力的な一本です。

Get's後期の人気モデルPointedArk SLB103に見られた、本体が回転しているかと錯覚するほどのローリングアクションを継承しながらも、更に汎用性を高めるアプローチがなされているのがネイキッドスペンサー。
　低速からフラフラと泳ぎ出し、ピーク時には側面を真上に向ける程のローリングで強烈なフラッシングを放つ激しい一面を持ちながら、水流をボディーに沿って上手く受け流すことで巻き抵抗を軽減し、あくまでも軽やかな使用感を生み出しています。

　浮力確保の為に重量がやや軽減され、攻略レンジを浅めに設定する為にリップが立ち気味にセットされているので、同形状のボディーを持つポインテッドアークと比較すると飛距離はやや劣りますが、固定重心のミドルサイズミノーとしては十分以上の飛距離を確保できます。
　　BRIGHT'N LURESの得意とするエンボスアルミフィニッシュが生み出すフラッシングを最も活かすことが出来るローリングフラッターミノー。
　ミデアムライトクラスのタックルやシーバス用のスピニングタックルでも非常に扱いやすく、水面直下から水深70cm程のレンジで魚を散らさずにしっかりアピールします。