ペンシルベイトに求められるあらゆる要素･･･
飛距離、操作性、アクション、強度、そして勿論「釣果」
　ビルダー川畑が11年以上の歳月を費やして求め続けた究極のペンシルベイトの姿は、原点回帰とも呼べる基本に忠実なフォルムに結実した。
　美しい曲線で描かれたそのラインの内側に狂犬という牙を忍ばせ、市場に溢れかえる「牙を抜かれた」ペンシルベイト達とは一線を画す存在感。
　マッドドッグは「強く」そして「美しい」

バルサ製ペンシルベイトのレスポンスとウッド製ペンシルベイトの操作性の高さを、これ以上無いバランスで完成させたのがMadDog［マッドドッグ］です。
　水面を滑り過ぎずにしっかりと水を押し、かつ不用意に水中に頭を突っ込ませることのない操作性の高さで、ドッグウォークやテーブルターンを簡単に演出し、アングラーの意思に確実に応えます。
　50m先のワンアクション目を確実に決められる性能の高さからアフタースポーンの広大なシャローフラットやウィードエリアの攻略は最も得意とするステージですが、近接戦でもアドバンテージを発揮。
　ピッチングやショートディスタンスキャストで狙う至近距離のピンスポットでも確実にアクションし、足元まで誘い続けることが出来る器用な一面を併せ持ちます。

　川畑の製作するペンシルベイトが伝統的に搭載するカウンターウェイトは、エッグシェイプチャンバーの内部で不規則に暴れることでイレギュラーなアクションを誘発します。
　バルサ材を通じて伝達されるカウンターウェイトのコトコト音は、高音域を乱反射させてしまうハードストラクチャー周辺でも確実にルアーポジションをバスに認識させることが可能です。
　樹脂製のインジェクションルアーでは甲高い音が周囲に響き渡る為、瞬間的にスポット全体のバスの活性を上げることは可能ですが、それはすぐに「騒々しい環境音」に変わってしまいます。バルサ材を使用したハンドメイドルアーが、魚をスレさせずにピンスポットから魚を引っ張り続けることが可能なのは、この柔らかながらも指向性のあるサウンドが大きな理由として挙げられるでしょう。
　構造線には1.2mmステンレスワイヤー貫通方式を採用し、レコードサイズのブラックバスとのファイトでも余裕を持って対応することが可能なヘビーデューティー仕様となっています。